団妻。

そのとき、東棟の上杉さんが動いた！


同盟、裏切り、そして支配・・。
数々の戦略と様々な計略を駆使し、
混沌と化したこの団地に新たな秩序を築け！
それが───、
団妻の野望・・・！


ってゲーム、知らない？！
彼女は至極、真面目な顔をして説明した。
普段のフラットな喋りが、目を輝かさんばかりの嬉々とした軽妙な語りに変わっている。
内容はさっぱり理解できなかったが、それがどれだけ
彼女のお気に入りだということは伝わってくる。
ご近所に悪い噂話を流して、仲の悪い奥さん達をさらに仲たがいさせたり・・
上の階に住んでると、双眼鏡で視察とか出来るから密会とかも気付きやすいの。
こっちの事などお構い無しに、彼女の喋りに終わりは見えない。
対処に困って事の元凶の方を振り向くと、
罰の悪そうな顔こそしているが、明後日の方を向き、
無視を決め込もうとしつつも、多少の責任を感じている風をしている。
そんな煮え切らない態度を一睨みをして尻を叩いてやった。
まぁ、こうなる事が分かっていも止めようとしないのだから、
下手に止めるのはよくないのかもしれない。
・・長いの？　これ。
小声で聞いてみた。
放っとけば一時間程度で終わると思う。
しれっと言うが、顔はげんなりとしている。
逃げ遅れたモノ同士、覚悟を決めろとでも言いたいのか。
幸いにして彼女は、熱心に喋り出すほど周りが見えなくなってくる。
一人喋らせたまま、聞いている風さえしていればそのうちに終わる。
しかし・・・、
・・・新手の苦行か？
ぼそっと言った一言が珍しく、彼女の耳に届いたようだ。
喋りが止まったかと思えば、指を鳴らして私を指差した。
そう、今度新手の奥さん達が追加されてね───。
・・・何なのこれ？
げんなりとする私とは対照的に、彼女はさらに口が滑らかになった。
随分ハマってたんだな・・・。
自責の念すら感じる呆けた声を元凶が洩らした。
・・・という同人ゲーだ。
なるほど。
俺が貸した。
・・・・ほぅ。

その後、彼女の語りはすぐに止まった。
興味が腹を押さえて蹲る彼に移ったからだ。

冗談で考えた点をちょこっと荒っぽく結んでみた。
最近は考えていたものも少し経つだけで
内容がこんがらがってしまい、
あまり思い出せなくなることが多くてね・・。
忘れてしまうくらいなら書きなぐって置こうかと。
疲れが抜けきらないところの逃避行ってヤツなんすけどね。
変な事ばかり思いつく上に、
しっくり繋がり出すから怖い、怖い。


作業は何だかんだと停滞したまま。。
その次のことばかり考えても仕方ないとはいえ・・
ほとんど出来上がっていないものほど
組み立てていくのがラクでもアリ、楽しくもあるんだよね・・。
上（？）の話は、別の話からの脱線した部分をさらに脱線してみたもので、
元は
将来の夢は、お嫁さん
なんて乙女な人は〇〇さんくらいだ。
てな感じの作中ガールズトーク（？）から発生したもので、
団地妻もある意味でお嫁さんだよな・・・
という、考えている当人の疑問から生まれた横方向が最初の歪。
そこに普通とは異なる感覚を持つキャラを登場させてみて、
何とか説得力のありそうな変わった感性をつけようとしたら
ナゾの団地妻シミュレーションゲーム『団妻の野望』が出来上がったのです（－－
四つの棟からなるとある団地で、
己の軍門（要はただの奥さんグループ）を拡大したり、
他の軍門同士を混乱させ、空中分解させたりなど
考えた本人もよく分からない曖昧な部分の多いオバカゲー。
ちなみに、軍門と家の戸（の門）とで掛けていたり('-`) どうでもいいか
回ってくる回覧板にウソ情報とか流せるんだぜ！？
ついでに、
これを作ったとされる同人サークルの名前は
工営/コウエイ（苦笑）
モデルとしても、まんま信長さんです(´、丶)
ま、誘惑さんこと、団地妻の誘惑からも繋がっていて
何だか一周した気分ですが(・∀・)



って、今年もまた信長さんでは帰参者キャンペが始まったそうですぞっと
2月までのうちの開始日より7日間のみだが('-`)
受付時間が長くなった分、トライ時間は短くなってるぞ・・・。