黒い雨。

言われなくとも分かるがな。


さてはて、原発事故の一進一退はあいも変わらず、
たまたま見ていた深夜の会見のグダグダっぷりも
相変わらずでございました。
資料が多くなってきた分、
説明するに必要な資料を探す時間が長かったり、
質問が持ちえていた解答とで多少の差異や
見解の不一致などで、その場でミニ会議をしてたり。
ま、数分待たされたが結果としては、
求められる回答にはちょっとズレていたり。。
深夜の会見ということと、さすがにこの手に慣れたのか、
割りに自由にさせつつ、何とか引き出そうとしている忍耐を感じます。

ブーメランの段数は無限大なのか。
一部で始めた市町村の放射能測定値の公表は、
水質調査から始まり、農作物へ飛び火し、
ついには出荷停止処置まで発動だ。
ここまで来ると、風評被害云々というものは
他で発生するのではなく、自ら引き起こしただけにしか見えない。
それに、普通に風などで浮遊しているであろう放射線及び物質に対して、
取れたての野菜に付着していないわけが無い・・。
現在はどう考えても通常基準では収まらない
状態が各地に広がりつつあるわけなので（極々少ない数値でのお話だけど）
そりゃ隣接した県の産業を検閲すれば、他よりも高い数値が出るわけだよ。
ただちに健康被害が発生するわけではない
だろうが、
累積での健康被害には絶対が無い。
さらに、風の状態によって陸地側に流れてこなくとも、
太平洋側に抜けているならば、
偏西風に乗って太平洋の広い区域に散布され、
水産資源にも微量な数値が将来として出てこないわけがないのだ。
何もしなくても、宇宙線は降り注ぐので、
完全な非蓄積物は存在しない。
そんな農作物などに警鐘を鳴らすのならば、
この雨は一体、どうするというのだろうか。

噂としてはかなり昔のお話だろう。


恐らく、ビキニ環礁や中国の砂漠での水爆実験など、
その頃に起きたであろう風評。
広島や長崎で実際に起きた黒い雨。
これは爆煙の煤などで大気が刺激されて
重みに負けた水蒸気が雨に変わったものとかだっと思う。
ただそれに、放射性物質が多く含まれていて、
更なる被爆が拡散、進行した。
そんな背景から、放射線を含む雨＝黒い雨という
イメージは強くあるであろう。
まさに、今の降り出した雨には、
極々微量なものが含まれていても不思議ではないというもの。
避難区域に対しての対処法などが報道されているが、
広い地域に微量でも拡散しているのであれば、
ただちに健康被害には至らない
であろうが、土壌に染み込み、
ゆっくりゆっくりと侵食していく可能性はゼロではない。
某、市政シュミレートゲームでは、
原発をメルトダウンさせて放射能を拡散させる実験にて、
ただ自然に任せるだけだとそれほども放射能は拡散しない
という結論が出された。
何が拡散させる条件なのかと、いくつか試した結果、
放射能汚染を拡散させるのは
自然物以外のもの（建築物など）や人の行動（流れ）
の可能性が一番高いという。
本格的な物流の復帰や復興が始まったら、
極小さな流れで、より広い地域での汚染が始まるのではないかと、思う次第。
もっとも、『ただちに』健康等に支障をきたす様なことにはならないのだろうけど(´・ω・｀)