空間表現。

2Ｄものもめっきり少なくなり、当たり前のように
3Ｄものが溢れる今日この頃。
アニメでのデジタル処理も昔に比べると
随分と進歩してるし、昔あったような違和感ってのも薄れている。
けど、まだまだ完全3Ｄもののゲームなどはそうは行かない。
物理エンジンや摩擦係数。
モーションもキャプっただけだとまだどうも・・・。

360やＰＣなどは、ＰＳ2に比べるとより高画質な映像が映すことが可能。
ただ、それは解像度が飛躍的に高くなっただけで
各所にあるジレンマはそのまま投影されていることも多い。
若干、ＰＳ2に比べると物理エンジンがしっかりしたものが多く、
建物の倒壊や髪などの細やかな動きに関しては
強引さとかが欠如し、より自然に近い。
言うなれば、まだＰＳ2時では削った処理をそのまま残しているだけって感じ。
高スペックでの表現にはまだ熟成感が足りないってところだ。
そこにカメラやライティング、さらには機体のスペックの都合で
頑張って作り出したＰＳ2のムービの方が逆に綺麗に見える場合もある。

といっても、ＰＳ2の表現できる基本スペックは今となっては思ったより低く、
ローディングとの兼ね合いもあって多くの制限がある。
さらには、それを完成させる技術力も
ごく一部の会社に絞られるわけだ。
もはや　絵だけ　の会社ってイメージが強い□エニ何かがそう。
シリーズものが多いせいもあって、過去の印象との
ギャップによって受けが大きく差があるのが昨今・・。
映像だけ見れば一級品ですけどね。
あそこは表現のために自社内でツールを開発してるぐらいだ。
ＦＦ10のユウナの着物の袖だけのために開発したり、
ＦＦ12も多くのツールを使用、開発したという。
開発元は違うがシルメリアのトライエース。
あそこもやりすぎ(´・ω・｀)

ＰＳ2のくせにえらい綺麗。
しかも、ローディングもほとんど気にならない程度。
・・てのは少しウソ。
ＰＳ2の状態（とくに通気孔の埃）によっては空ローディングもあり・・。
多くのライティングと、カメラワークが印象的。
http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20060911/vp2.htm
こちらを見てもらうと早いんだけど、
ぶっちゃけ弄りまくっててよく分からなくなりました（苦笑
まぁ3Ｄモデルが多少のドロ人形感を残してはいるものの、
為そうとしている表現にはかなり近づいていることが分かる。
（多少）生きたカメラワークというやつだろうか。
下の方に実機のムービがＤＬ出来る様になっている。
正直、ゲームをやってない人にはお勧めしにくいシーンを
使ってるところもありますが・・・必見です。
特にコンポジット接続でゲームをやってた人には。
かなり綺麗っす。
ただ問題は、
解像度の大きい方を再生するにも結構のＰＣスペックがいることだが(´・ω・｀)

これみたらちょっとシルメリアを再開しようかなと、いう気になりました。

ＴＧＳ前ってこともあってか、ここ最近今年出したソフトでの
ノウハウをひけらかすところが出てきた。
今回のＧwatchさんの記事もそうゆう類だが。
これもまた一つの警告であり、悲鳴であるとあたしは考える。
開発に膨大の時間、資金を費やすようになってしまった態に、
さらに高スペックになるPS3が後ろに控えている。
より時間、資金を費やすことが弥が上にも考えられる始末。
ハードウェア側で開発ツールを数多く揃えてる訳でもない・・。
そこでゲーム会社が取った・取ろうとしている行動が
開発ツール、ノウハウの共有化　だ。
各ゲーム会社はもはや、運命共同体と言っても過言でもない。
開発にかかる経費や時間がより安く済ましたい。
またはハードのシェアも開発の力具合を左右してくる。
現状の360何かを見ればよく分かるだろう。
比較的開発しやすい360（directｘ技術をそのまま使えるらしい）でも、
日本じゃハードが売れてないからソフトすくな(´・ω・｀)
DSがバカ売れしてる今なら、昔のように
DSソフトが大量に出る　な～んてことも考えられる。
まぁ、携帯機や据え置き機にはそれなりの要素を求めるけど。
携帯機ならどこででも出来て、いつでも止められる、
しかも何度でもやりたくなるような・・そうゆうゲームを。
据え置き機なら、どっしりと身構えて長時間でもやりたくなるような
そういった重厚感を。
もし、各ゲーム会社が開発ツールを共有出来る様になったとしたら・・
発想はいいんだけど、表現がなぁ・・何て思っていたゲームが、
表現とかは問題ないけど、
ローディングをもう少し早くならないか・・と思ったゲームが、
それぞれを補った形へと向かうなぁ～んて淡い期待感(´-`*)
どうせ、著作権で揉めて実際にそうなるのは
ゲーム業界が生き残れるのかという本当の狭間に達した時なのかも知れない。。